落ち込むなんて柄ではないけれど
久々に落ち込んだ。
こんな天気の良い日に、部屋にずっと居た。
落ち込む理由が言葉にしずらい。
分かりやすく言えば嫉妬なんだけれど。
2年前に僕はしょうもない嫉妬に悩んでいた。
相手がとんでもなく格上の存在である気がしていた。
好きなのに、嫌いという最悪の状況にまでもつれ込んでしまった。
だからそういう気持ちを抱かないために、彼女への気持ちを断ち切って二度と反芻しないようにしていた。
しかし、人間の心理というのはそう単純でないらしい。
ちょっとした弾みで思い出してしまった。
思い出すほどのことでもない。実に馬鹿らしい。
そんなことで。
なんて矮小な人間なんだろうって思う。
負けているって思うなら、負けないための努力をするべきだろう。
ずっとそういう気持ちを抱えている。
馬鹿らしい気持ちを抱えている。
だからまあ、少なくとも
そういうふうにずっと反芻し続けるならば、
目をそらし続けることでしか救えない
としか思えないんだ。