All things must pass

感情の備忘録

逡巡する

 

先日、電車の中でふとフジファブリックの新曲を聴いた。

テレビ東京系列のドラマ「つまり好きって言いたいんだけど、」の主題歌

”君を見つけてしまったから”

 

眩しすぎる歌だなって思った。

一方的で愚直なそういう感情は、誰しも体験することだろうけど、こと自分に置き換えると不器用さが目立って死にたくなる。

 

この歌を聴いて抑圧していたことをふと思い出した。

結論から言うと、今はだいぶ落ち着いている。

 

状況が”気楽”でいられることを許さなかったとはいえ何かと重かった。

バランスを崩すと一方の重荷になるから、至極人間の感情って難しい。

 

恋は盲目とは本当に至言だよなってとても思う。

 

友達でいたい、恋人になりたいわけじゃない、と考えていても、

感情はそうじゃないという自己撞着を起こしていたんだなと今は自覚している。

何かと理由を付けたくなる、そんな感情や行動を持て余していた。

でも理性で制御できるほど簡単な感情じゃなかったから、思いのまま進むしかなくて、修復不可能になるほどの軋轢を生んだ。

仕方ないと思っていたし、こうなることは大体予測していた。

 

”もしこれが恋だとしたら、苦難すぎる過程で破滅を生む”

そう序盤は思っていたな。見事にそうなった。

9月末にその感情を捨てて、ないものとした。

バランスを保とうと必死だった。

 

そうすべきだったかは分からないけど、細かなことで心身の健康を害していたから。

離れて一旦整理しないと壊れるから。

そうやって今はだいぶ落ち着いて、次に進めるほどの元気を取り戻した。

 

不可思議な感情に惑わされた。本当にこうなりたくはなかった。

恋愛感情が悪と言うつもりはない。自分くらいは自分のことを肯定してあげたい。

 

bunny-tachibana.hatenablog.com

 

この記事で言った忘れられないは友達として付き合っていけたらな、の裏返しだ。

絶望感に疲弊していた以前とは違う、新たな希望を抱いていた末の気持ちである。

単に、こんなくだらないことで人として魅力を感じていた人と決別することが愚かしいと感じているだけだ。